お金持クラブ という名前のこのサイトを始めました。
サイトの基本情報を書いておきます。
管理人名:お金持クラブ
サイト名(サイトの名前):お金持クラブ
サイトURL:https://100.1-23456789.com/
お金持クラブというサイトを公開したのは2022年 2022年3月26日。
よろしくお願いします。
2022年3月29日 午後9時57分
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「お金持ちになったら、みんなを幸せにするんだぞ」
と言いながら、その人は一万円を渡してくれたのだ。
それから二年たった。
僕は、まだ貧乏だった。
でも、一万円のお金をもらって喜んだ時よりも、今の方がずっと幸せだ。
あの時は、ただ単純に嬉しかった。
今は、その一万円でどれだけのものが買えるか、考えるとワクワクする。
そういえば、母が入院した時にも、僕に一万円くれたことがあったっけ。
そのお金で、僕は新しいノートを買ったのだ。
この二年間の間に、僕の夢はどんどん大きくなっていった。
そして、いつか叶えたいと思っている夢もある。
その一つは、自分で会社を作ることだ。
自分の力でお金を稼ぐことに憧れて始めた株式投資。
その結果、今では毎月配当金が入るようになった。
そして、さらに株を買い増して、今や保有資産は百億円を超えた。
僕は、もう二十歳を超えている。
大人なのだから、そろそろ仕事をしなくてはいけないと思う。
しかし、何をしたらいいのか分からない。そんな時、ある雑誌の広告を見た。
そこには、こんなことが書いてあった。
◆ 【誰でもできる!】
あなたの人生を変える、最強の仕事術とは?
・あなたには、無限の可能性があるのです。
・今のあなたに必要なことは、たった一つだけ。
・それは、才能ではありません。
・誰でもできることです。
【たった一つのシンプルな答え】
あなたにしかできない仕事がある。
これを読んだ瞬間、僕の心は震えた。
僕にしかできないこと……それって何だろう? きっと、僕にも何か特別なことができるはずだ。そう思ったら、いても立ってもいられなくなった。
すぐに書店に行き、この本を購入した。
そして、読み始める。すると、とても面白い内容だった。
僕は、あっという間に本を読み終えてしまった。
この本の著者は、とある会社の社長さんである村上さんだ。
彼は、今まで数々のビジネスを成功させてきた凄腕の経営コンサルタントらしい。
彼の著書の多くはベストセラーになっているそうだ。
つまり、この人について行けば、成功間違いなしということなのだろうか。
しかも、この本によると、彼は、誰もが憧れる大富豪でもあるようだ。お金持ちになる方法を知りたくて読んだのだが、実際に成功する人はどういう思考回路をしているのか気になって仕方がない。
そこで、早速、連絡を取ってみることにした。
数日後、僕は彼に会った。
初めて会うのに、まるで旧知の仲のように話が弾む。話の内容は、主に今後の事業展開に関するものだった。
彼は、これからどんな事業をするつもりなのか。それに対して、自分はどう協力ができるのか。
二人で話し合ううちに、すっかり意気投合してしまった。
こうして、僕は、彼と一緒に会社を作ることになった。
彼と二人なら、絶対にうまくいく。根拠はないけれど、なぜか確信があった。
その後、僕たちは順調に準備を進めていった。
そして、とうとう会社を設立することができた。
株式会社お金持クラブ。それが僕らの新しい会社の名前だ。
資本金は1000万円。
これは、村上さんの資産の一部を使わせてもらうことにしたからだ。
社長は僕だが、実質的には彼がトップということになる。
そして、僕の肩書きは副社長だ。
彼はすでにいくつかのビジネスに成功している実績のある経営者だからね。
僕も一緒にがんばろうと思う。
ちなみに、社員は三人だけだ。
一人目は、秘書として雇った女性。
彼女は、僕より三つ年上の二十四歳。とても優秀で美人だ。
スタイルもいいし、性格も良い。完璧超人だと思う。
そして、もう一人が、経理を担当している男性。
彼は三十歳で、いつもクールな雰囲気を醸し出しているイケメンだ。
趣味は読書らしく、その知識量は半端じゃない。
あと、手先が器用なので、パソコンを使った仕事が得意だ。
最後に、僕は広報担当兼営業担当として頑張っている。
実は、この会社には、まだ正式な名前はついていない。会社設立の準備をしていた頃、僕は、こんなふうに考えていた。
僕の会社は、お金持になるための方法を教えるのではなく、お金持ちになることそのものを売る会社にしたいと。
つまり、お金を稼ぐ方法を伝授するのではなく、稼げるようになるためのノウハウを販売する会社にしようと決めたのだ。そうすれば、僕の会社の商品は、間違いなく売れるはずなのだ。
それにしても、なぜこんなことを考えたのか不思議でしょうがない。
しかし、今はその理由が分かる気がする。
なぜなら、今の僕は、まさにそのことを実践している最中なのだから。
今、僕の手元には、これまでに稼いだお金がたっぷりと貯まっている。
もちろん、全部使うつもりはないが、その一部は将来のために取っておくことにしていた。
そのお金を使えば、もっと大きなことができるかもしれない。
でも、それは、まだ先のことだ。
今は、目の前にあることを一つ一つ解決していくしかないよね。
よしっ! まずは、この会社の名前をしっかりと決めようと思う。
お金持クラブができて半年後……。
僕は、いつものように自宅で仕事をしていた。
すると、突然、スマートフォンに着信が入った。
発信者は、村上さんだった。
彼は、先ほどまで、別の仕事の関係で、東京にいたのだ。
おそらく、その報告をしに来たのだろう。
そう思って電話に出たのだが……僕の予想に反して、彼の声は沈んでいた。
どうやら、何かトラブルが起きたようだ。
僕は、すぐに事情を聞くことにした。
それによると…… ◆
・僕たちが作った会社が倒産したらしい。
・原因は、資金繰りの悪化。
・倒産の原因を作ったのは、村上さんの知り合いである某社長。
・彼は、村上さんのことを恨んでいるそうだ。
・しかも、村上さんに対して訴訟を起こすつもりでいるとのこと。
・このままでは、僕たちの会社は、村上さんの会社に吸収されてしまうらしい。
僕は、すぐに行動を開始した。
まずは、村上さんに連絡してみた。
すると、彼も僕と同じ考えだったようだ。
彼は、僕よりも先に行動を始めていた。
なんと、知人である某社長に会ってきたのだという。
その話を聞いた時、僕は思わず鳥肌が立った。
だって、彼は、あの大富豪の某社長のことを知っているというのだから。
そして、彼の口から衝撃的な事実を聞かされた。
曰く、某社長は、以前、ある事業に失敗して多額の借金を抱えていたそうだ。
その負債を返済するために、彼は、村上さんに助けを求めたというわけだ。
さらに、彼は、こんなことも言っていた。
某社長には、現在、四人の子供がいるらしい。
そのうちの一人は、すでに成人しているが、他の三人はまだ高校生だという。
しかも、彼らは全員女子生徒だそうだ。つまり、某社長の娘は、みんな女子高生ということになる。
これは偶然なのだろうか? それとも、なにか関係があるのだろうか……。
いや、そんなことは今はいい。それよりも、今、一番大事なことは、僕たちに何ができるかということだ。とりあえず、僕らは、某社長に会うことにした。
そして、彼と直接話をしてみることにした。
その結果、意外なことが判明した。
なんと、某社長は、僕たちと取引がしたいと言い出したのだ。
その条件とは……僕たちが作った会社の株式をすべて買い取るというもの。
ただし、その代金として、僕たちは100億円を用意する必要がある。
これを聞いて、僕は驚いた。
いくらなんでも高額すぎると思ったからだ。
だが、彼は、こんなふうにも言った。
僕たちが作った会社なら、絶対にうまくいくはずだと。だから、この金額で買わせてほしいと。
僕は考えた。
100億なんていうお金をポンッと出せる人はいない。
それに、仮にお金を用意したとしても、その後の支払いが問題になるのではないか。
そう思った僕は、彼にこう質問した。
支払いについて心配しているのであれば大丈夫だと。
僕は、すでにいくつかのビジネスに成功している。そのため、銀行口座には、すでに十分な資金があるし、今後も増えていく予定だ。
もちろん、現金で支払えるわけではない。
しかし、お金を持っている人はたくさんいるのだ。
そこで、僕は、某社長と連絡を取り合いながら、資産運用を始めた。
実は、僕は、株式投資についてはあまり詳しくない。
ただ、ネットなどで情報を集めて勉強しているうちに、面白いことを発見した。